商家などの奉公人が正月と盆の16日前後に主人から暇をもらい,親元または請人のもとに帰ること。奉公人たちは主人から新調の衣類や小遣い銭などをもらって帰省し,先祖の墓参りなどを行うが,同時に彼らにとっての休暇・休日も意味した。農村では奉公人だけでなく他家へ嫁いだ女性が里帰りする日でもあった。こうした風習は近世に一般化し近代まで続いた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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