八橋検校(やつはしけんぎょう)
生没 1614~85.6.12 近世箏曲の開祖。寛永初年頃,大坂で城秀(じょうひで)の名で三味線の名手として活躍。のち江戸にでて法水より筑紫箏(つくしごと)を学び,それを改訂・増補し,陰音階の調弦を考案して組歌13曲を作り,「六段」「八段」「乱」など箏独奏の段物も作曲したという。城秀のあと山住勾当(こうとう)・上永検校城談の名をへて八橋を名のる。寛文頃から京都に移住したと思われ,箏曲を盲人音楽家の専業として確立するとともに,一般への普及にも努めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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