戦国期,越前国坂北郡にあった真宗の寺内町(じないまち)。現在の福井県あわら市。奈良興福寺大乗院領河口荘細呂宜(ほそろぎ)郷内にあたる。領主が類縁関係にあったことなどから,蓮如は1471年(文明3)ここに入る。加越国境の交通の要衝で,周辺の国々から門徒が集まり発展した。加賀国の武士勢力に押されて75年に退去。加賀一向一揆と朝倉氏との対立が深まり,1506年(永正3)破却された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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