由利公正(ゆりきみまさ)
生没 1829.11.11~1909.4.28 幕末~明治期の政治家。福井藩士の出身。子爵。維新前の名は三岡(みつおか)八郎。藩札発行と専売制を結合した殖産興業政策で,幕末の福井藩財政を再建した。1868年(明治元)参与に任じられ,五カ条の誓文の原案を起草する一方,会計基立金募集・太政官札発行・商法司設置などの由利財政を展開。太政官札の流通難など批判が高まり,69年に辞職。以後は東京府知事・元老院議官・貴族院議員などを務めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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