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維摩経義疏(ゆいまぎょうぎしょ)

鳩摩羅什(くまらじゅう)訳「維摩経」の注釈書。三経義疏の一つ。3巻。聖徳太子撰。614年(推古22)成立。はじめに経題を釈し,ついで経文を序説・正説・流通説にわけて注釈。東晋の僧肇「注維摩経」や道生の説に多く依拠し,ほかにも諸釈を引用するが,批判を加え自説をのべる箇所もある。606年(598とも)推古天皇に行った講経の原稿をまとめたものともいわれる。「大正新修大蔵経」「大日本仏教全書」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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