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唯円(ゆいえん)

生没 1222~89.2.6 鎌倉中・後期の浄土真宗の僧。親鸞の直弟子で河和田(現,茨城県水戸市)の唯円と称される。親鸞の孫唯善(ゆいぜん)の師で,本願寺の覚如(かくにょ)から質問をうけたという。親鸞没後の異義の蔓延をなげき,親鸞の語録を集成して異義を批判した「歎異抄(たんにしょう)」を著したとされる。常陸国河和田の報仏寺は唯円の遺跡という。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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