安禄山(あんろくざん)
An Lushan 705~757 唐朝に仕えたソグド人の武将で,安史の乱の首謀者。幽州(ゆうしゅう)節度使の部下から,玄宗,楊貴妃,宰相李林甫(りりんぽ)らにとり入って,751年までに平盧(へいろ)(朝陽),范陽(はんよう)(北京),河東(太原)の3節度使を兼ねた。林甫の死後宰相楊国忠(ようこくちゅう)と権勢を争い,755年国忠討伐を名目として挙兵した。翌756年洛陽で帝位につき,国を大燕(だいえん)と号したが,病気となり,後嗣の問題から子の慶緒(けいしょ)に殺された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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