アレクサンドリア
Alexandria アレクサンドロス大王がエジプト征服後,前331年に整然たる計画のもとにナイル川デルタ西端に建設を始めた植民市。プトレマイオス2世(在位前283~前246)のときにほぼ完成。プトレマイオス朝の首都,ローマ時代のエジプト総督の駐在地,また商工業と学問の中心として繁栄をきわめた。最盛時の人口はギリシア人,エジプト人,ユダヤ人など約50万で,ローマ市と並ぶ最大の巨大都市であったが,641年アラブ人に占領されたのち衰えた。なお,大王がその帝国内の拠点に建設した同名の植民市の数は約70に及ぶといわれる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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