アルカソヴァス条約(アルカソヴァスじょうやく)
1479年,ポルトガル国王アフォンソ5世とスペインのカトリック両王との間で結ばれた条約。ポルトガルはカスティリャ王位に関する権利を放棄すると同時に,マデイラ諸島,アソレス諸島の領有が認められ,一方,スペインにはカナリア諸島の領有とグラナダ王国の征服が認められた。カナリア諸島より南側をポルトガル,北側をスペインの活動範囲と定めたが,のちに教皇子午線およびトルデシリャス条約によって修正された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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