アリウスとその追随者をも含めた古代キリスト教の異端派。アタナシウス派と対立し,キリストの人性を主張し,三位一体説を退けた。ニケア教会会議で異端とされたのちも,一時勢力を挽回したが,結局テオドシウス1世のとき,ローマ帝国から最終的に追放された。東ゴート,西ゴート,ヴァンダルなどのゲルマン諸部族に民族大移動前より布教,伝播したが,これら部族の衰微により衰えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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