もとアラブ人の書写文字であったが,現在ではトルコとインドネシアを除く,イスラーム圏の共通文字。右から左へ横書きし,もとは28個の子音文字からなっていたが,各国語の必要に応じていくつかの新文字が追加使用されている。ナバタイ文字に手を加えて,6世紀の初めに出現し,クーフィー,ナスヒー,ナスターリーク,ターリークなどの書体がある。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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