アマルナ時代(アマルナじだい)
Amarna (1)広義には,アマルナ文書の時代である前14世紀をいう。エジプト第18王朝を中心として,オリエント諸国の間に広い国際関係が発展した。(2)狭義には,アメンヘテプ4世の遷都によってアマルナに都(遺跡がテル・エル・アマルナ)が置かれた,前14世紀の20年足らずの期間をいう。同王の宗教改革に伴って,新しい写実主義的・個性的な文学,美術が生まれ,エジプト史上に一時期を画した(アマルナ革命)。アメンヘテプ4世の「太陽賛歌」,王妃ネフェルティティの胸像などはその例である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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