アーヘンの和約(アーヘンのわやく)
1748年10月,フランスとスペインがイギリス,オランダ,サルデーニャおよびオーストリアとの間に結んだ和約で,オーストリア継承戦争を終結させたもの。プラグマティッシェ・ザンクツィオンの効力を列強に認めさせた代償として,オーストリアはフリードリヒ2世が占領していたシュレージエンを正式にプロイセンに与え,またスペイン王フェリペ5世の子ドン・フェリペにパルマ,ピアツェンツァ,グアスタルラを割譲した。そのほかハノーヴァー朝のドイツ内における領土も,これによって保障された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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