アファナシエヴォ文化(アファナシエヴォぶんか)
Afanas'evo 前3千年紀~前2千年紀初め,南シベリアに広がった銅石器時代の文化。ミヌシンスク盆地,アファナシエヴォ山近くの古墓群から命名。北アジアで最初の金属製品である銅器(ただしナイフ,装飾品程度)がつくられた。おそらく西方からの影響で牧畜と農耕が始まったが,狩猟・採集も重要であった。直径15m以内の小さくて低い積石塚(つみいしづか)の下に,1~2基の墓穴がある。土器の主流は尖底(せんてい)から平底(ひらぞこ)に移行した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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