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アナール学派(アナールがくは)

「アナール」(年報)の名は,フランスの中世史家マルク・ブロックと近世史家リュシアン・フェーヴルが新しい歴史学を提唱して1929年に創刊した『経済・社会史年報』に由来する。それまで支配的な政治事件中心の実証主義史学に対して,構造分析を重視する観点と方法を提唱し,経済学,社会学,地理学,心理学などの方法を歴史に採り入れて,歴史研究に新風を巻き起こした。第二次世界大戦後はフランス以外にも大きな影響を及ぼし,人類学,文化理論を採り入れて新分野を開拓した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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