アトス

Athos ギリシア北部のハルキディキ半島東端の東方正教会修道院が建ち並ぶ聖地。エーゲ海に突き出した先端部にあるのが標高2033mの聖なる山アトス。963年に,ビザンツ皇帝ニキフォロス2世の援助を受けて,ラヴラ修道院がアトスに建設されて以来,多くの修道院が建造された。現存する修道院は20で,厳しい戒律にもとづく修道生活が今も続けられている。アトスはギリシア憲法で認められた自治権を持つ「修道院共和国」であり,許可なく入国できない。女人禁制が今も守られている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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