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アデナウアー

Konrad Adenauer 1876~1967 ドイツの政治家。1917年ケルン市長となるが,18~23年にはフランスの支持を受けラインラントの分離運動に従事した。33年市長の地位をナチスに追われ,以後2回逮捕されるが,いずれも釈放された。ナチス崩壊後,キリスト教民主同盟を創立し党首となる。憲法制定会議では議長を務め,ドイツ連邦共和国の成立とともに首相(在任1949~63)となり,西ドイツ建国期の内外政を指導した。彼は西ヨーロッパ諸国との結合を強化することで西ドイツの地位を高めようとしたから,東西ドイツ統一を困難にするとの批判を招き,この矛盾のなかで63年引退した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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