アシャンティ王国(アシャンティおうこく)
Ashanti 17世紀末~1901 西アフリカ,現ガーナ地域に住むアシャンティ人が形成した連合王国。アシャンティ人はいくつもの弱小国家をなしていたが,17世紀末クマシの王オセイ・トゥトゥがこれらを統合した。18世紀初めの彼の死後も,ヨーロッパ諸国へ奴隷,金を供給する形で繁栄し,19世紀には海岸部で交易をしていたファンティ諸国を攻撃,征服したが,ヨーロッパと直接対峙する形になり,1901年イギリスの前に敗れた。王の権威の象徴に「黄金の床几」がある。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう