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アジア的生産様式(アジアてきせいさんようしき)

Asiatische Produktionsweise マルクスが『経済学批判』(1859年)の序文で,古代的・封建的・近代ブルジョワ的生産様式と並べて用いた語。1925~27年の中国革命の際,革命の対象である旧中国社会の性格をどう理解するかということと関連して,この語の解釈が問題となり,ソ連,中国,日本などで論争が行われ,旧東洋社会特有の独自の社会構成であるとする説,奴隷制,封建制を通じての端緒的もしくはアジア的形態であるとする説,奴隷制の端緒的もしくはアジア的形態であるとする説,奴隷制に先行する普遍的な社会構成であるとする説などが生まれた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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