アクスム王国(アクスムおうこく)
Aksum 現在のエリトリアからエチオピア北部へかけての地を領域として,紀元前後より約10世紀間存続した王国。国名は同名の首都の名にちなむ。言語(ゲエズ語)は南西セム語派に属するが,文化的には先アクスム期に強くみられた南アラビアの影響を脱して独自の発展をとげた。インド洋交易に活躍した3~6世紀が最盛期で,南アラビアへも宗主権を主張した。4世紀前半にキリスト教を受容。7世紀に沿岸部をイスラーム勢力に奪われて以降,衰退した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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