アヴァ朝(アヴァちょう)
Ava イラワジ川中流域のアヴァを都とする王朝。二つの時期があり,それらをインワ朝(1364~1555),ニャウンヤン朝(1597~1752)とも称する。(1)インワ朝期には自立的傾向の強い政権が地方に存在し,異民族が入り乱れて合従連衡を繰り返した。(2)ニャウンヤン朝期には,これらをたんなる地方行政単位とする統治システムがつくり上げられた。これによって,ミャンマー連邦の基礎が,領土的にも文化的にも宗教的にも形成された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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