アイバク
?~1210(在位1206~10) インド最初のイスラーム王朝である奴隷王朝の創始者。ゴール朝のスルタン,ムハンマドの宮廷奴隷出身の武将としてデリーを征服し,その地の支配を任されていたが,1206年,ムハンマドの死とともに事実上独立し,パンジャーブ地方を併合したものの,王朝の基礎を確立する前に事故死した。デリー南郊,いわゆるクトゥブ地域に現存するクーワットゥル・イスラーム・モスクと巨大なクトゥブ・ミナールは,彼がその建設に着手したものである。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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