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チンギス・カン

Chinggis Khan 1155/61/62/67~1227(在位1206~27) モンゴル帝国の建国者。本名テムジン。廟号は太祖。生年について多数異説がある。モンゴル部族のリーダー,イェスゲイの長男として誕生。1190年代中頃ケレイト王国のワン・カンに協力し敵対する遊牧勢力を次々と破った。1203年彼の台頭を恐れたワン・カンに襲撃されるが,逆に奇襲でワン・カンを討ちケレイト王国を滅ぼした。翌年ナイマン王国を討ち,06年即位してチンギス・カンとなった。即位後,軍事行政組織,宮廷制度を整え,諸子・諸弟に遊牧地と部民を与え7ウルスからなるモンゴル帝国の原型を完成。11年から金へ遠征し中国北部を支配下に入れ,19年から西方遠征を開始し,ホラズム・シャー朝を討ち,中央アジアを版図に入れたが,26年からの西夏遠征の途中で病死した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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