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中体西用(ちゅうたいせいよう)

清末の洋務運動の基本方針。張之洞(ちょうしどう)が「旧学は体であり,新学は用である。一方だけを捨てることはない」と述べたことに由来する。自強求富を目的とし,その手段として西洋の軍事,工業の技術(長技)を導入しようとしたもの。「西」は列強の侵略と国内の反乱を防ぐために採用するが,それは伝統的な体制を変更するのではなく,むしろ維持強化するものであるとして改革を進めたが,日清戦争の敗北により抜本的な見直しを求められることになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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