チベット語はチベット・ビルマ語派,チベット語群に属し,中国の西蔵自治区を中心とした広大な地域に450万人程度の話者人口がある。チベット文字は7世紀にソンツェンガムポ王の命によってインドに留学したチベット貴族のトンミサンポータによって作成され,子音30文字,母音記号五つからなる。正字法は文字の制定以来ほとんど変わっていないため,文語と現代口語はきわめて大きな差異を有する。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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