プロイセン改革(プロイセンかいかく)
ナポレオン軍の侵入による国家的破局(イエナ‐アウエルシュテットの戦い)を契機として,1807年以降プロイセンで行われた一連の改革で,これにより絶対主義体制のもつ前近代的性格は大幅に除去された。なかんずくシュタイン‐ハルデンベルクの改革を通じてグーツヘルシャフトの重圧よりする農民の身分的解放や都市の自治が実現され,営業の自由の原則が打ち立てられたほか,文化面では10年のベルリン大学創立に象徴されるフンボルトの教育改革,軍制面ではシャルンホルスト,グナイゼナウらの自由主義的将校による陸軍の近代的再編成が行われた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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