フランス領インドシナ進駐(フランスりょうインドシナしんちゅう)
仏印進駐ともいう。1940~41年,日本が中国の蒋介石(しょうかいせき)政権への国際的な支援ルートの遮断や,東南アジアへの軍事的進出の拠点確保のために,フランス領インドシナに軍隊を進駐させたこと。日本軍は,1940年フランスがドイツに降伏した機会を利用して同年9月に北部に進駐,ついで41年7月対英米戦の出撃基地確保をめざして南部に進駐した。これは英米の強い反発を招き,太平洋戦争の開戦につながった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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