傅斯年(ふしねん)
Fu Sinian 1896~1950 中国現代の歴史学者。山東省聊城(りょうじょう)市の人。文学革命の影響のもと,1919年に北京大学の学生グループで雑誌『新潮』を創刊,五・四運動でも学生リーダーの中心的役割を果たした。北京大学卒業後,イギリス,つづいてドイツに留学し,科学実証的な方法論を身につけた。26年に帰国後,中山大学で歴史語言研究所の創設に尽力,日中戦争では抗日の論陣を張った。49年,台湾大学学長に就任,台湾大学の再建に努めた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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