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半両銭(はんりょうせん)

戦国秦から統一秦をへて前漢武帝期まで発行された青銅鋳造貨幣。方形の穴あき円銭で,表面に半両と表記している。半両の重さは7.8gに相当するが,出土する半両銭の重量や大きさはさまざまで,額面の重量とは一致しない。文献によれば,秦の恵文王の前336年と始皇帝の没年の前210年に貨幣を発行した。秦の統一貨幣とみられるが,統一時に発行した記録はない。前漢初期のものは表記は秦と同じ半両(12銖(しゅ))でも,重量は8銖,4銖などと定められた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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