范文瀾(はんぶんらん)
Fan Wenlan 1893~1969 中国現代の歴史研究者。浙江(せっこう)省紹興の人。北京大学卒業後,日本に留学して河上肇(はじめ)の著書に影響を受けてマルクス主義者となる。帰国後,南開大学,中国大学,北京大学などで中国文学を講じた。40年延安に入り,抗日戦争に従事した。その間,『中国通史簡編』や『中国近代史』を著した。中華人民共和国成立後は中国科学院近代史研究所所長などを務めた。また69年の中国共産党第9回全国代表大会(9中全会)では中央委員に選出された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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