清朝藩属のモンゴル,チベット,新疆(しんきょう),青海諸地域の総称。清朝はこれを直轄領とせず,間接統治策をとって地域に応じた自治体制をしかせ,相互の牽制を促して連携防止を図った。同時に中国本部や満洲とも区別してその接触を断ち,藩部の統轄事務管理機関として別に理藩院を設け,藩部要地に監察のための将軍,大臣などを派遣する方策をとった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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