バンテン王国(バンテンおうこく)
Banten 1526頃~1813 ジャワ島西端の港市バンテンに都を置き,300年近く存続したイスラーム王国。欧米文献にはバンタム(Bantam)と記される。ジャワ北岸のドゥマク王国の支援のもとにスナン・グヌン・ジャティが建国。16世紀中葉から胡椒(こしょう)産地のスマトラ南部へ支配を拡大し,17世紀には胡椒輸出によって東南アジア有数の繁栄を現出した。1680年代に王家に内紛が生じ,オランダの介入を招き,以降オランダに服属した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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