ハンガリー革命(ハンガリーかくめい)
ハンガリーにおいて第一次世界大戦末期に起きた二つの革命。(1)1918年10月,大戦での敗北が濃厚となるなかで,民衆のデモを背景に,自由主義貴族ミハーイ・カーロイを首班とするブルジョワ反戦民主派の連立政府が成立,共和国を宣言するが,土地改革や講和ができず崩壊。(2)敗戦後の1919年3月,共産党のベーラ・クンらがソヴィエト共和国を樹立した。ソヴィエト政権は,ロシアのソヴィエト政権にならった社会主義政策や,急進的な土地改革を行ったが,農民らの不満を招き,加えてフランスなど列強に支持された隣接諸国の干渉を受けて8月に崩壊した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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