ハルジー朝(ハルジーちょう)
1290~1320 ヒルジー朝ともいう。インド,デリー・サルタナット第2番目の王朝。トルコ系のハルジー族の長ジャラールッディーン・フィーローズが奴隷王朝を倒してこの王朝を創始した。まもなく甥で女婿のアラー・ウッディーン・ハルジーが彼を殺害して,王位につき,専制政治により最盛期を現出し,武将マリク・カーフールを用いて,初めて南インドにまで領土を拡大した。彼の没後,マリク・カーフールが一時実権を握るなど,混乱のなかでトゥグルク朝に取って代わられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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