Pharisees 前2世紀頃から紀元後にかけて有力であったユダヤ教の有力な一派。彼らは旧約聖書のモーセ律法などの成文律法だけでなく口伝律法をも重視し,これを日常生活の細部に至るまで実行し,イエスによって批判された。政治的には反ローマ的立場をとり,宗教的にもサドカイ派と対立したが,イエスの迫害には協力して主動的役割を演じた。後にタルムード時代のユダヤ教の主流となったのは,この派である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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