ヨーロッパ防衛共同体(EDC)条約がフランス議会の批准拒否で挫折したあと,イギリス外相イーデンの構想にもとづいてブリュッセル条約を修正,強化したヨーロッパの軍事協力のための協定。1954年10月末パリで調印をみた。この協定によって,英米仏による西ドイツの主権回復,ドイツ,イタリアの西欧同盟加入(西ドイツの再軍備を承認することになる),西ドイツのNATO(ナトー)加盟などが承認された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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