パラグアイ戦争(パラグアイせんそう)
三国同盟戦争(la guerra de la Triple Alianza)ともいう。1864~70年アルゼンチン,ブラジル,ウルグアイ3国とパラグアイとの戦争。ウルグアイの内戦に対してコロラド党政権を支援するブラジルとブランコ党を通じて影響力を拡大しようとするパラグアイの思惑から,64年ブラジルのウルグアイ侵攻に応じて,パラグアイもブラジル領マット・グロッソに進出し,開戦に至った。パラグアイ軍の国内通過を拒否したことから,アルゼンチンをも敵とした。6年に及ぶ戦闘はパラグアイの敗戦に終わった。この戦争でパラグアイの国土は荒廃し,人口の6割を失った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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