パーマストン
Henry John Temple, 3rd Viscount Palmerston 1784~1865 イギリスの政治家。アイルランド貴族の出身。1807年トーリ党所属で下院議員となり,陸相(在任1809~28)。1830年以降は,歴代のホイッグ党,自由党内閣で外相(在任1830~34,35~41,46~51)を務めたのち,内相(在任1852~55),ついで首相(在任1855~58,59~65)となった。彼の政策は自由主義外交の典型とみなされるが,実情はイギリスの国益至上主義によって貫かれ,自由貿易の遂行に必要な場合には砲艦外交も辞さず,また国内の改革に対しては保守的な姿勢を崩さなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう