パーペン
Franz von Papen 1879~1969 ドイツの政治家。第一次世界大戦に参戦した将校。戦後は中央党の最右翼に属した。1932年6月,シュライヒャーに推されて首相となり,ナチスの懐柔を試み,それに失敗して退陣した。後継首相シュライヒャーの失脚を企て,ヒトラー政権実現に一役かって,みずからも副首相としてこれに加わった。第二次世界大戦後,ニュルンベルク国際軍事裁判では無罪とされたが,非ナチ化裁判で8年の刑に処せられた。49年に釈放され,『真実に小径を』と題する回想録を発表した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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