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バフマニー朝(バフマニーちょう)

1347~16世紀初 バフマーン朝ともいう。インドのデカン地方最初のムスリム王朝。都はグルバルガであったが,1426年頃ビーダルに遷都。トゥグルク朝ムハンマド・ビン・トゥグルク(在位1324/25~51)の治世に,デカン地方の太守アラーウッディーン・ハサンがバフマーン・シャーと称して独立した。王朝は南のヴィジャヤナガル王国とゴールコンダの領有をめぐって戦争を繰り返した。ムスリム王朝とはいえ,地方の行政,徴税はバラモン,マラーターなど土着のヒンドゥー支配層に任せていた。15世紀末から16世紀初頭にかけて,王朝の衰退とともに各地の地方長官が独立し,ムスリム5王国を形成した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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