papyrus パピルス草(かやつり草),それでつくった紙,およびパピルス書巻。エジプトのデルタ地方に産した草本科植物で,建築材料,敷物,籠,綱,帆など用途が多く,古代下エジプト王国の紋章となる。その繊維から優秀な紙がつくられ,前2500年頃から使用された。古代エジプト滅亡後もギリシア語,ラテン語,アラビア語などが記された。現在シチリアに産する。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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