パパンドレウ
Andreas Papandreou 1919~96 ギリシアの政治家,首相(在任1981~89,93~96)。第二次世界大戦で亡命政府を率い,戦後も一時的に政権を担ったゲオルギオス・パパンドレウの息子。アメリカで学んだのち帰国して政界入り。1967~74年の軍事政権期には海外で全ギリシア抵抗運動(PAK)を指導した。81年全ギリシア社会主義運動(PASOK)によるギリシア初の社会主義政権を実現し,ポピュリズム的社会主義政策を実施した。外交面では当初は自主独立を標榜したが,のちにEU,対米協調路線をとった。晩年は個人的スキャンダルで指導力を失った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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