バトゥ

Batu 1207~55 チンギス・カンの長子ジョチの次子。1236~42年,モンゴル帝国第2代オゴデイの命でモンゴル軍の総大将として西征し,キプチャク草原,ルーシ,カフカース,クリミア,東欧などに侵入した。オゴデイ死去の知らせに接して軍を返したがモンゴル高原に戻らず,ジョチ家一門とともにヴォルガ川下流にとどまりサライを建設した。オゴデイ家,チャガタイ家と対立し,第3代グユクを暗殺したとされる一方,トルイ家を助けモンケの即位を実現した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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