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Octavio Paz 1914~98 現代メキシコの代表的詩人。パリでシュールレアリスムの洗礼を受けたが,たえずメキシコの現実を詩的に表現する新しい道を模索し,20年間にわたる外交官生活の間に,仏教や日本の詩歌の世界も知って視野を広め,1960年以後次々と優れた詩集を発表した。評論でも,メキシコ人のアイデンティティ探求の古典として知られる『孤独の迷路』(1950年)をはじめ,『弓と竪琴(たてごと)』(56年),『ファナ・イネス・デ・ラ・クルス修道女』(82年)など重要な作品が多い。セルバンテス賞(81年),ノーベル文学賞(90年)を受賞。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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