ハクルート
Richard Hakluyt 1552頃~1616 16~17世紀イギリスの地理学者。オクスフォード大学で学び,また同大学で地理学を教えた。経世家として,スペイン帝国の新世界独占を排してイギリスも進出すべきことを説いた『西方植民論』を1584年に発表した。その後イギリス人の探検航海記の収集と編纂に専心し,大著『イングランド人の主要な航海と発見』(1598年)を刊行した。この事業はサムエル・パーチャス(1577~1626)によって継続され,『パーチャスの巡礼』(1613,25年)となって公刊され,その後の航海記集の先駆となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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