パガン朝(パガンちょう)
Pagan 1044~1299 1044年アニルッダ王の即位以後,イラワジ川中流域の寡雨地帯に覇権を確立した王朝。当初公用語としてモン語を採用するが,12世紀末からビルマ語を用いるようになる。仏教思想にもとづく政治を行い,王都パガンを中心に多くの仏塔,寺院が建立された。各地に建設された大規模な灌漑施設による農業やタニンダーイー地方の交易が王室の経済基盤であった。1287年,都が元による侵略を被った頃から地方権力が強大化し,王朝は滅亡に向かった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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