ハイデルベルク人(ハイデルベルクじん)
Homo heidelbergensis ドイツのハイデルベルク南東10kmにあるマウエルで,地下24mのところから1907年に発見された化石人骨。発見部分は下顎骨(かがくこつ)と歯。年代は50万~60万年前。従来はピテカントロプスやシナントロプスと同じ原人段階にあると考えられていたが,近年では通常ホモ・ハイデルベルゲンシスと別種とすることが多く,ローデシア人とともに現生人類の祖先とされるか,ネアンデルタール人の祖先とされる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう