ヘンリ2世(ヘンリにせい)
Henry ・ 1133~89(在位1154~89) プランタジネット朝初代のイングランド王。フランス貴族のアンジュー伯であったが,ヘンリ1世の孫にあたることからイングランド王となった。相続と結婚によってブリテン島の大部分とフランス西半分を含む広大な「アンジュー帝国」を出現させた。教会勢力を押え,巡回裁判官制を整備し,軍制を改革し,アイルランド,ウェールズを征服するなど,イングランド封建王政の盛期を現出したが,カンタベリ大司教ベケットと争い,殺害させた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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