ベンガル知事(ベンガルちじ)
Governor of Bengal イギリス東インド会社の官職の一つ。ウィリアム要塞が建設され,カルカッタが東部インドの商業的・軍事的・政治的拠点として確立すると,1700年,イギリス東インド会社はベンガル知事を任命した。この職は,ノースの規制法(1773年)によって廃され,これに代えてベンガル総督の職が設けられた。ベンガル知事は制度上はマドラス知事,ボンベイ知事と同格とされたが,事実上彼らに優越する働きをした。クライヴとヘースティングズが有名。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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