ヘロドトス
Herodotos 前484頃~前425頃 ギリシアの歴史家で「歴史の父」と呼ばれる。アナトリアのハリカルナッソスに生まれ,アテネその他を訪ね,またエジプト,メソポタミアを旅行し,南イタリアに移った。その著『ヒストリアイ』(正しくは「研究」の意,「歴史」と呼ばれることもある)はペルシア戦争の歴史であるが,多くの説話を伝承のままに織り込み,またみずからの見聞をまじえて,すこぶる興味ある読みものをなしており,「物語風の歴史」の典型である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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